『町田 ほろ酔いめし浪漫 人生の味』
舞台は東京は西部に位置する町田市。
主人公は町田生まれ、町田育ちの生粋の町田人の四十の幼馴染のおっさん二人。
この二人が日々のぼやきを交えつつ、地元『町田』で飯を喰らい酒を呑みつつ語る人生のほろ酔い浪漫譚。
私は町田市にはよく呑みに行ってましたし、住んでいたのもお隣の相模原市。
作中に出てくる「町田は東京なんだよ!!」って台詞、わかりますよ(笑)。
なんというか東京都民なんだってプライドみたいなもんをお隣の神奈川県相模原市民としては感じましたから。
これまた作中に登場する境川。これも町田や相模原に住んでる(住んでた)者にはお馴染みの川です。
その名の通り東京都と神奈川県の境界の川。なんというわかりやすいネーミングでしょう。
近所に住んでいても、また住んでなくとも町田という街の魅力が多少なりとも伝わってくる作品です。
この本を読んで、久方ぶりに何十年来の幼馴染とまた町田で呑み明かしたいと思う一冊なのでした。